2015

片野 愛理奈+小板橋 央
「泡沫の日々」

開催期間:2015年5月1日(金) 〜 5月9日(土)
開催時間:12:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
定休日:月曜日
入場料:無料
レセプションパーティー:2015年5月1日(金) 18:00〜20:00


今回、清澄白河のSAKuRA GALLERYにて多摩美術大学絵画学科油画専攻二人による実験的な試みから完成する平面作品を中心とした展示「泡沫の日々」を開催致します。本展示は、 大学入学時から制作された作品で構成された実験的な展覧会となっています。

展示内容:
光を意識し、白を基調とした平面とインスタレーションの展示。展示名『泡沫の日々』はフランスの作家ボリス・ヴィアン(Boris Vian)の同名の小説から借りています。
“泡沫”とは
うた かた【〈泡沫〉】
(1)水にできるあわ。みなわ。
(2)消えやすくはかないことのたとえ。
引用:weblio辞書
という意味を持つ言葉で、自分たちの繊細で儚い作風を表現するとしたら“泡沫の日々”という言葉が適していたため今回の展示名に選びました。


●片野愛理奈 ERINA KATANO
略歴:
1994年神奈川県生まれ
2013年多摩美術大学絵画学科油画専攻入学
グループ展:
2014年3月 グループ展「いっぱい展」デザインフェスタギャラリー
作風:
今ある幸せを逃すことなくより感じられるよう、制作行為そのものを通し直接体感していくことで曖昧でデリケートな負の感情をかたちとして密閉しコレクショ ンとしてラベルを貼り心の整理整頓をするというような意味を持たせている。



●小板橋央 CHIKA KOITABASHI
略歴:
1993年群馬県生まれ
2013年多摩美術大学絵画学科油画専攻入学
グループ展:
2014年 「いっぱい展」デザインフェスタギャラリー
2014年 「未地展」多摩美大学八王子キャンパス共教棟401
作風:
女性性、空間をテーマに制作をしている。作品には生まれ育った環境が深く影響している。田んぼの光の反射、揺らめく木漏れ日の記憶。そのような儚い一瞬の 光を留めたいという願いが制作の基である。
幼少の頃から慣れ親しんでいる画用紙やトレーシングペーパー、和紙などの紙を中心に使用して、切り絵や自ら考え出したトレーシングペーパーなどの半透明の 紙を重ねることで陰影を作り出す絵画作品を制作している。